取手幼稚園では週に一回、子ども礼拝を行っています。また、月に1回、園だよりを発行しています。ここでは、毎週の子ども礼拝と、毎月の園だよりの、園長から子どもたちへのメッセージを掲載しています。
入園してきたときのことをまるで「昨日のことのように」思い出し、月日の速さを思います。けれど一人ひとりの成長した姿を見れば確かに「月日」は存在し、それはとても尊い時間だったことを思います。もうすぐ進級・卒園ですね。幼稚園にとって特別大切な3月です。先日、中学生になった卒園生が園を訪ねてきて進路の迷いなどを話してくれました。こんなうれしいことはありません。いつまでもつながっていられる喜びを感じています。帰り際、「良い報告ができるよう頑張ります」と言う卒園生に私が言ったのは「元気ならそれだけでよい知らせだよ」という言葉。時にはうまくいかないこともあるのです。悩んで挫折してそれでも希望を見出せるよう願います。小さな幼稚園では園庭で0歳児から5歳児がいつも一緒に遊ぶ姿がありました。卒園式の日まで残りわずかとなった3月は「良いお別れ」ができるように日々を大切に過ごしていきます。そして巣立っていく子たちにとって幼稚園が「いつでも帰ってこられる場所」になることを願っています。
《園長 小林路津子》